熱海を知る - 意外とスイーツ

意外とスイーツ

人口わずか3万8000人の熱海。この小さな街を歩いていて気がつくのは、意外とお菓子屋さんが多いということ。旅館の〝お茶請け〟としてお菓子文化が根づいたこともありますが、ほかにも温泉街である熱海とお菓子には意外な関係があります。歴史をさかのぼること明治21年、健康のすぐれなかった大正天皇のために温泉地初の御用邸が熱海に建てられました。そこに唯一、出入りを許されていた和菓子店が「わかなや」。御用達だった「糸切り団子」や「きび餅」は、創業100年を超える今も当時と同じ原料と製法でつくられています。ほかにも昭和25年の熱海大火を逃れ、昭和の宮造りの建築美が残る「ときわぎ」、昭和のスイーツ男子・谷崎潤一郎に愛された「MONT BLANC」など、一つひとつの店舗に歴史やストーリーが息づいています。歴史ある菓子店を誇る熱海ですが、新たなスタイルのお店も登場しています。「KASHI.KICHI」は、50年以上前からある建物にリノベーションを施したお洒落な洋菓子店です。趣ある窓枠やガラスはそのまま活かし、アンティークのインテリアと融合させることで真新しくも味わい深い空間になっています。
  • 店名に「パン」がつくのに和菓子を売っているお店「来の宮健康パン」。 名物は「みたらし団子」。来宮神社の参拝の帰りに立ち寄って。

  • アンティーク家具がレトロで温かい雰囲気を醸し出す「KASHI.KICHI」。

そんな今なお進化を続けている熱海のお菓子を「もっと気軽に味わってもらおう」とこの秋、地元菓子店と旅館ホテルおかみ会の協力により誕生したのが「意外とスイーツ」。熱海のお菓子を知り尽くしたおかみ推薦の銘菓が楽しめます。地元の人からも観光客からも愛される熱海のお菓子をぜひ一度味わってください。

  • わかなやの「きび餅」

  • 菓子の木の「熱海だいだいダックワーズ」

  • KASHI.KICHIの「こがしリング」

  • ニコリーフの「クロカントロール 丹那トンネル」